プロのパティシエも用いるシンプル系焼き菓子レシピをご紹介!

  • HOME
  • お菓子の話
  • プロのパティシエも用いるシンプル系焼き菓子レシピをご紹介!

プロのパティシエも用いるシンプル系焼き菓子レシピをご紹介!

焼き菓子は、シンプルなものから手の込んだものまでその種類はさまざまです。そんな焼き菓子を実際に作ってみたいと興味があるものの、勇気が出ない方もいるかもしれません。たしかにお菓子作りはちょっとした間違いが大失敗につながりがちです。しかし、作れるようになるとこれほど楽しいものもありません。今回は、焼き菓子の作り方を、一般的かつシンプルなものを中心にご紹介していきます。凝ったお菓子は難しくても、ちょっとした焼き菓子が作れるようになると一目置かれること間違いなしです。

1.まずは焼き菓子の代表「クッキー」から作ってみよう!

焼き菓子の代表格といえば「クッキー」。焼き菓子の「基本のき」であり王道、かつ応用範囲が幅広いクッキーは、シンプルであるがゆえに奥深いものです。それでいてすぐに食べられる気軽さと日持ちの良さも相まって、ちょっとした贈り物にも最適です。

 

ここではクッキーの中でも定番中の定番、シンプルかつおいしい「バニラクッキー」の作り方をご紹介しましょう。

 

【材料(24枚分)】

無塩バター ・・・65g

粉砂糖 ・・・30g

薄力粉 ・・・90g

グラニュー糖 ・・・大さじ2

バニラビーンズ ・・・1

 

【作り方】

1.無塩バターを冷蔵庫から取り出し常温に戻し、柔らかくする(指で押せる程度)

2.バニラビーンズを裂いて、種をナイフの背などで取り出し、粉砂糖に混ぜる

3.無塩バターと粉砂糖と混ぜたバニラビーンズをゴムベラで混ぜる

4.薄力粉をふるいにかけ、ダマにならないようにふるった薄力粉を3に加える

5.4を棒状に伸ばし、冷蔵庫で1時間寝かせる

6.グラニュー糖をつけて、直径1cm程の厚さに切って型などで成形後、オーブンに入れて170℃で20分焼く。

 

バニラクッキーなので、シンプルなクッキーの材料にバニラビーンズを加えただけのシンプルなレシピです。卵黄を使ってもおいしく作れますよ!

 

2.シンプル系焼き菓子の花形! 「マドレーヌ」の作り方とは?

花形でもあり人気の高い焼き菓子といえば、やはりマドレーヌでしょう。素朴なイメージのクッキーと違い、ちょっと作れると一目置かれそうなおしゃれな焼き菓子です。ふんわりとした焼き上がりに仕上げられれば、最高の逸品になります。ここでは、プレーンなマドレーヌの作り方の例をご紹介していきましょう。

 

【材料(12個分)】

無塩バター ・・・55g

砂糖・・・40g

薄力粉 ・・・50g

ベーキングパウダー ・・・小さじ1/4

卵 ・・・1

 

【作り方】

1.無塩バターを冷蔵庫から取り出し常温に戻し、柔らかくしてからマドレーヌの型に塗る。薄力粉も軽くつけて冷蔵庫に戻す

2.無塩バターを鍋で火にかけ(中火)、泡が出てある程度細かくなったら火を消す

3.ボウルに卵を割り泡立て器をかける。砂糖を加えてさらに混ぜ、表面に白い泡が出るまで泡立て続ける

4.薄力粉・ベーキングパウダーを合わせてふるいにかけ、ダマにならないようにしてから3に加え、泡立て器で混ぜる

5.2の溶かしたバターを少しずつ加えながら泡立て器にかけ、バターを全て混ぜ込む

6.5にラップをかけて冷蔵庫で2時間程度寝かせる

7.型に流し込んで180℃のオーブンで1013分ほど焼く

 

ポイントとしては焼き上がったらすぐに型から外して冷ますことです。マドレーヌはココア味も人気ですが、この手順の粉類にココアパウダーを加えるだけなので簡単にアレンジできます。

 

3.柑橘の風味がたまらない焼き菓子「オレンジケーキ」の作り方とは?

ここまでの作り方をみて、結構手順が似通っているなと思った方も多いのではないでしょうか。焼き菓子はいくつか系統こそあるものの、おおむね材料はバターや薄力粉、ベーキングパウダー、卵黄など共通点が多くあります。ここではちょっとだけ背伸びして、柑橘の効いたおしゃれな焼き菓子「オレンジケーキ」にも挑戦してみましょう。

 

【材料(パウンド型1個分)】

無塩バター ・・・100g

グラニュー糖・・・100g

薄力粉 ・・・100g

ベーキングパウダー ・・・2g

卵 ・・・2

オレンジピール ・・・60g

グランマルニエ ・・・大さじ1

オレンジシロップ(グラニュー糖10g、水20ml、グランマルニエ 30ml

 

【作り方】

1.無塩バターと卵を冷蔵庫から取り出し常温に戻し、オレンジピールは粗刻みに。オーブンは180℃に予熱しておきましょう。薄力粉・ベーキングパウダーは合わせてふるいにかけておきましょう。

2.無塩バターをボウルに入れ、泡立て器で混ぜクリーム状になったら、グラニュー糖を加えてさらに混ぜる(ふんわりしてきたらOK

3.卵を溶いて2に少しずつ加えながらよく混ぜ、ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで底から大きく返すように混ぜる

4.粗く刻んでおいたオレンジピールとグランマルニエ大さじ1を加えて、生地にツヤ感が出るまでゴムベラで混ぜる。

5.4をパウンド型に入れる(表面を均して中央に少々窪みを作っておく)

6.5を180℃のオーブンで40分ほど焼く

7.オーブンで焼いている間にオレンジシロップを作る。グラニュー糖10g、水20mlを鍋に入れ中火で溶かし、粗熱を取ってグランマルニエ30mlを加えて混ぜ合わせて完成。パウンドケーキにかけて召し上がれ。

 

ポイントとしてはオレンジシロップを別途作ることですが、基本的にケーキ部分の作り方はほぼ全行程が「混ぜて、混ぜて、混ぜる」だけです。オレンジケーキは見た目もおしゃれでインパクトのあるものになります。

 

4.シンプルな癒し系「卵ロールケーキ」も作ってみよう!

最後に、これまたシンプルで優しい味わいの焼き菓子「卵のロールケーキ」の作り方をご紹介しましょう。焼き菓子にはクッキーやガレットなどのザクザクしたものと、ロールケーキやマドレーヌなどのふわふわしたものがあります。柔らかいスポンジ生地で作るロールケーキは、ふわふわ系の真骨頂ともいえるお菓子です。フィリングにはプレーンな生クリームを使ってください。。

 

【材料(1本分)】

  ・・・4

砂糖 ・・・70g

薄力粉 ・・・40g

バター ・・・20g

フィリング(生クリーム200cc、砂糖15g、練乳はお好みの量で)

 

 

【作り方】

1.【下準備】薄力粉をダマにならないようふるいにかけておく、卵の卵白と卵黄を分けておく、オーブンを200℃に予熱しておく。

2.卵黄とサラダ油をボウルに入れ、白っぽくなるまでしっかり空気を含ませながら混ぜる

3.2とは別のボウルに卵白を入れ、砂糖と混ぜて泡立て器でメレンゲを作る。砂糖を2回に分けて入れるのがコツ。メレンゲにツヤが出てきたら速度を落としてゆっくりと混ぜる(1分ほど)

4.2と3を混ぜ合わせふるいにかけておいた薄力粉をさらに加え、よく混ぜる。よく混ざったら天板に入れて平に均す。大きめの気泡は底から叩いて抜いておくこと

5.200℃に予熱したオーブンで12分焼く。焼いている間に生クリーム・砂糖をボウルに入れて泡立て、練乳を加えてフィリングを作っておく

6.焼きあがった生地の粗熱を取ってから、敷き紙ごとひっくり返して紙を剥がす。剥がした側の面に、作っておいたフィリングを塗り、均一に巻いていく

7.巻き終わった側を下に、乾燥しないようラップを巻いて冷蔵庫で2030分ほど冷やしておく。時間が経ったら冷蔵庫から取り出してカットして完成

 

ロールケーキのポイントはその名の通り「巻き」です。ここがうまくいかなければ全てが台無しになります。クレープや巻き寿司など「巻く」料理で感覚を掴んでおくといいかもしれません。また卵黄の生地を作る際にしっかりと空気を含ませることがふわふわの食感につながります。

 

5.まとめ

シンプルながら工夫を凝らすことで如何様にもアレンジできる焼き菓子は非常に魅力的です。

福岡大牟田市でプロのパティシエの焼き菓子を食べるなら、洋菓子店「Patisserie plantes(パティスリープランツ)」へ。地元福岡県や大牟田市産の材料にこだわっているというのが最大の特徴です。九州産の卵、福岡県産の米粉や小麦粉、大牟田産と北海道産を独自にブレンドした生クリーム、八女抹茶など使われている材料のこだわりは大牟田随一と自負しております。お誕生日用のデコレーションケーキ、贈答用の焼き菓子セットも販売しております。ぜひ一度、ご来店ください。